Dustbin
ここにはMSNメッセンジャー7.0から導入された手書きシステムを使い鋼の描いた産業廃棄物や、表には出しにくいやばいネタをぶち込んでおきます。
何が出てきても知りませんよ?
2006/01/02
2005/12/31
―――22:31 レイヴン宅
「もうすぐ今年も終わりだな。散々な年だったが」
「結局、産廃が増えただけだったしな。OPと性能違い過ぎてBJが泣いてたし、くだ巻かれたし・・・」
炬燵に入り蜜柑を食べながら過ごす大晦日。
あの24時間を越え、鴉達は意志は違えど年を越す。
「それより、いちゃつくなら自分の家にでも帰れ。ベッドの上で煩悩塗れの除夜の鐘でも鳴らしてろ」
居候のジナイーダが居るのは分かるが、何故かジャウザーとプリンシバルまで炬燵に入っている。
しかも入ってきてからというもの、目障りな上に耳障りに乳繰り合っている(実際はプリンの一方的な攻め)。
「レイヴンもああ言ってる事だし、私の家に行きましょ。ジャウザー君♪」
「そんなっ?! レイヴンの薄情者ぉぉ!!!!」
―――22:48 プリンシバルに縛られたジャウザー、プリンシバルと共に退場
「ベッドの上で除夜の鐘を鳴らせるのか?」
「・・・御前は分からなくていい」
ジナイーダの興味を逸らす為にTVの番組を当てずっぽうで切り替える。どうせどれもチープな内容だろうが。
切り替えてると“見た事のある顔”に出くわした。
「烏爺さん、紅白に出てたのか・・・」
毎年恒例の紅白喉合戦で何故か烏大老が今にも逝きそうなほど熱唱している。
「『曾孫』でデビューしてミリオンセラーしていたが・・・御前は知らなかったのか?」
演歌なんぞ知るかと言いたいが、むしろジナイーダが知っている事の方が凄いかもしれない。
「何だ、その不思議そうな顔は」
「いや・・・ 何でもない」
ジナイーダも不思議そうな顔をしたが、今日観がTVに向いたのかまたみかんを食べながら観ている。
「それより、年越蕎麦は? 御腹が減ったんだが」
「・・・しまった」
御節の方ばかりに気を取られて、大晦日のメインディッシュを作っていなかったのだ。
「ちょっと待ってろ、すぐ―――」
その時だ。いきなり窓硝子が割れ、奴等が飛び込んできたのは。
―――22:53 レイヴン宅に2名乱入
「だが安心しな、すぐに調理してやるよ」
「食わぬつもりなど元よりない」
「年越蕎麦を作ってくれるのには感謝する。それより御前等が割った窓硝子の弁償しろ、阿呆どもっ!」
今入ってきた鴉達は、自ら割った窓硝子の破片で傷だらけになっていたが自業自得だ。
「それよりさっさと作れ。食べる前に年越す」
「蜜柑食いながら言うな、居候!」
そんな事をしている内に、器物破損犯2名はそそくさとキッチンで調理し始めていた。全くもって早い連中だ。
年越蕎麦は連中に任せて炬燵に戻ろうとしたその時、久しく聞かなかった音が鳴っているのに気付いた。
―――23:21 着信アリ
「何だ、この時間に。まだ年も越してないぞ」
「別に先に祝う為に電話したわけじゃない。折り入って質問があるんだが・・・」
電話の主は仕事上の相棒、エド=ワイズだった。
「実はな、プリンシバルの家に隠しカメラを設置してたのだが、今凄い事になっていてな。電波ジャックして放送してやろうと思うんだが、御前はどう思う?」
そんな事をされれば、何でも吸収するスポンジ脳のジナイーダに悪影響を及ぼしかねない。
「んな事、公共放送をジャックしてまでやるなっ! せめて有線でジャックしてやれっ!!」
「成る程・・・ 有線なら上手くいけば視聴料も取れるな。感謝する、レイヴンッ!」
「おい、待てっ! ・・・切れたか」
とりあえずジナイーダの目に触れないようには出来た。
「やはり奴はエド=ワイズと言うより、エロ=ヒワイズだな・・・」
今度文句を言うついでに、アドバイス料としてメディアに焼いて貰うか。
―――23:54 年越蕎麦完成
「・・・何で年越蕎麦がわんこ蕎麦なんだ」
「美味いからいいじゃないか。ズベン、次」
電話から戻ってくると、リビングでは既に1人わんこ大会が開催されていた。ちなみに出場選手はジナイーダだけだ。
「食い過ぎだ、太るぞ」
「むぐっ!! かはっ! けほっ・・・」
ジナイーダとてやはり気にしてはいたようだ。
居候に来てからというもの運動はするものの、ACに乗らない分だけ運動量は平凡になっていた。
その分、まぁ何というか丸みを帯びたというか、女らしい身体つきになってきてるというか。
「・・・何だ、その何かを訴えるような目つきは」
無言のプレッシャーをひしひしと感じるものの、そのプレッシャーを発してる本人の頬が赤いのでむしろ照れ臭い。
「そ、そういえばもうすぐ除夜の鐘だな」
こっちまで赤くなりそうだったので、話題を逸らしてみた。が、まだ視線は俺の方を向いている。
『おい、御前さんは誰かね? 待ちたまえっ! これはわしが―――』
どうやら除夜の鐘はハプニングらしく、流石にこれには全員の意識が逸れた。
『放せ和尚!! これはドミナントである私がっ! 私が成すべき事なのだっ!!』
「・・・阿呆か」
「ついでに馬鹿だな」
2006/01/01
―――00:24 レイヴン宅
除夜の鐘を鳴らそうとしたエヴァンジェはトロット達に抑えられ、無事に和尚によって108回鳴らされた。
流石に時間は大分ずれてしまったものの、各放送局も生放送で何とか立て直していた。
ズベン達も去り、とりあえず割られた窓硝子も修復し終わってやっと落ち着く事が出来た。
「全く・・・玄関から入って来いってんだ」
「直すのも大変なのにな」
「御前は直してないだろっ! ・・・たく」
未だにジナイーダはわんこ蕎麦を食べている。太るといえば又止まるだろうが。
「ジナ、こっち向け」
「・・・? 何だ、改まって」
箸を口につけたまま不思議そうな顔をしている。むしろ気付け。
「明けましておめでとう御座います。今年も宜しく御願い申し上げます」
「ぁ。こ、こちらこそ宜しく」
やはり気付いてなかったらしく、言われてやっと反応した。御互い正座して深々と頭を垂れる。
「御前、気付けよ」
「す、すまない・・・」
頭を上げる時、ふと目線が合った。
ジナイーダの顔が赤くなったが、俺の顔も赤くなっていたかもしれない。
「初詣、明日行くぞ」
「浴衣持ってないんだが・・・」
「着ていくのは浴衣じゃない。着物だろうが・・・」
実を言うと買ってあったりするが、明日の朝に渡そうと思う。似合うと良いがな、俺としても。
―――00:07 神社
階段を駆け上がる。
昔からやってみたかった誰よりも早い初詣を味わうべく神社へ走る。
賽銭は十分か? 祈る内容は? どれもこれも入念に計画してきたから大丈夫だ。
階段を上り終え、賽銭箱へ疾走するモリ=カドル。だが、賽銭箱は妙な形に見えていた。
「遅かったじゃないか。目的は既に果たしたよ、私がな」
「ジャ、ジャックゥ!?」
賽銭箱が奇妙な形をしていたのではない。賽銭箱の上にジャックが座っていたのだ。
「全ては鋼のシナリオ通り。残るは物語の幕引きだ」
目が暗闇に慣れてジャックの姿がはっきり見えてくる。
何故かツナギを着ている。モリには物凄く嫌な予感がした。
「私が出演した証を・・・ レギュラーとして出た証を・・・ 最後に残させてくれっ!!」
「やっぱりそう来るのぉぉ!?」
―――07:10 ニュース
『今日、神社にて身元不明の男性が倒れていると神社の関係者から通報が有りました』
『通報によると男性は意識不明となっているものの身体的被害は少なかった模様です』
『又、その夜に「管制室」と悲鳴のような声を何度も聞いたと周辺の住民から情報が出ており―――』
その日、警察の調査の為に神社は封鎖され、初詣は中止せざるおえなかった。めでたしめでたし。
「めでたくねぇ! ジナの着物姿を返せっ!!」
「僕のアナル処女返せぇ!! ・・・ぐすん」
「礼を言う・・・」
2005/10/08
ACLR ラフ書き 「ジャック・Oが討伐」
ジャック・Oを討伐する。その依頼を受け、俺はエレベーターで下っていく
その先に何があるのか、そんな事は依頼を終わらしてから考えればいい。
「遅かったじゃないか・・・」
男―ジャック―はそう言った。既に彼の機体は中破しており、まともに戦闘など出来る状態ではない。
それでも尚、彼は動き続ける。
「目的は果たしたよ、彼女がな。全ては私のシナリオ通り。残るは憎まれ役の幕引きだ」
そう言いながら、いきなりOBで突っ込んできた。
唐突な衝撃に頭を揺さぶられ、数秒意識が飛んでいる間に状況は一変した。
―――コックピットが開かれていた。眼前にはジャックが居る。
「私が生きた証を・・・」
そう言いながら上着のジッパーに手をかける。中からは鍛え抜かれた肉体が。
「ちょ、ま―――」
「レイヴンとして生きた証を・・・ 最後に残させてくれっ!」
―――時、既に遅し。彼の最後の言葉と同時に、彼は“生まれたままの姿”となっていた。
「レイヴン、応答してレイヴ〜ン♪」
「アレが・・・ よくあんなカラサワが入るな」
シーラは“一応”応答を求め、エドは驚愕しつつもビデオを回す。
―――結局、彼等も楽しんでいたようだ。
―――数時間後。
「礼を言う・・・」
そう言って満足げに人生を終えるジャックが居た。
そして、菊の花がボトッと落ちたような音が、俺の心の中でした。
2005/10/08
ACLR ラフ書き 「レイヴンの日課・早朝」
朝起きた。まぁ、朝食を作るのは何時も俺だから先に起きて当然だが。
「問題なのは・・・」と小声で言いながら、顔を横に向ける。
「この状態をどう打破するかだな」
とりあえず云っておく。俺の身体に寝相の悪いジナイーダが卍固めをキめている。
しかもかなりホールドが効いてて、これが原因で起きたといってもいい。
「・・・まるで知恵の輪だな」
正直、そういうしかないほどこれからの脱出劇は素晴らしい事になるの違いない。
ヨガを習ってて良かったと本気で思う瞬間だ。
毎日こんな感じだ。あの最後の依頼で助けたのが運の尽きだったのかもしれない。
いきなり「行く場所が無い」と押し入ってきたからな。
俺の家が比較的広いとはいえ、あくまで1人暮らしとしてだ。
最初は俺が床で寝てたが、「御前の家だ、御前もベッドで寝ろ」とかいってシングルベッドに一緒に寝る羽目になった。
はっきり言って狭い。
しかもこの女、戦闘以外は不精で殆ど下着姿同然だ。俺に襲われたいのかこいつは。
それとこいつが来たせいでシーラが妙に気が立ってる。エドはむしろ楽しんでる。
今度掃除したら盗撮カメラでも見つかるかもしれないな。
昨日なんかリムが来て、「見逃す気など元より無い」とかいって何故か生理用品を置いてった。
なら俺じゃなくてあの女に渡せよ。
しかも午後にはあの女が「服が足りなくなった」とか言い出した。
何故か直後にズベンが来て「だが安心しな、すぐに買ってきてやるよ」とかいって本当に買ってきやがった。
「・・・有難うなんて久しぶりに云ったな」
「それにしたって・・・」
何とか卍固めから脱出しつつ、朝食を作り始める。
「この女、ACを潰したからって修理が終わるまでここでゴロゴロしてるつもりかよ・・・」
ベッドの方が気になった。
「・・・」
あの女、無防備な顔して寝てやがる。
あ、目玉焼きがこげたな。あいつに食わせるか。
化粧なんてしてないが、まぁ美人には入る方だろう。
「・・・胸以外はだな」
今度はパンがこげた。あいつに食わせよう。
「んん・・・」
何か不満のある声が聞こえたようだが、きっと身代わりに入れておいたサンドバックが硬くて戸惑っているんだろ。
今度のソーセージは上手くいったか。
目を擦りながらあの女が起きてきた。
「・・・?」
まだ寝てるらしい、戦闘じゃ血気盛んなのに低血圧な奴だ。通路で寝るな、通路で。
「管制室、援護をぉ!!」
何か聞こえたような気がするが、一々気にしてたらここら辺には住んでいられない。
食事の用意は終わったが、一向にトイレから出て来ないな。又、寝てるのか。
やっとトイレから出てきたが、まだ眠気でフラフラしている。
何とか捕まえようかと思ったら、あっちから倒れてきたが。
「!?」
俺の胸に顔を埋めた瞬間、あの女がバネのように一気に飛んだ。何がしたい、御前は。
さっきので起きたらしく、「さっさと飯にしよう」と言い出した。
気付けば汗だくのジャウザーが座っている。
きっとプリンシバルの所から逃げてきたのだろう。そのルックスじゃ無理の無い話か。
こうしていつも通りの朝を迎える。
温かな料理をジナが食べ、そのほぼ下着姿を観ないように視線を逸らしながらジャウザーも食べる。
そして何故か俺がこげた料理を食べている。
食事が終わったら俺とジャウザーが洗う。
前、あの女にやらせてみたが皿を何枚割った事か。
手まで切っていたからばんそうこうを張ってやったら、豪く顔を真っ赤にしてたな。
そういう経験も全く無かったのかあいつは。
洗いも終わった。昼飯代も渡した。
これで何か問題が起きなければいいが、何時までも居るわけにもいかない。
「帰ってくるまで変な真似はすんなよ」
「・・・手間は取らせん」
それが一番怖いんだよ。
玄関を空ける。
帰ってきたら家は無事だろうか? 今なら家が消滅してても笑っていられそうだ。
「まぁ、あいつが死ななければいいけど」
こう常に顔を合わせてると言い出すタイミングが無くて困る。
あいつに合うかどうかはわからないが、家に帰ったら渡し損ねていたワンピースでも渡しておくか。
きっと顔がにやけていたんだろう、シーラが不機嫌になっている。
悪いな、俺にはもう―――