section-H Ver.3

太刀と打刀の違いが頭の中でごちゃ混ぜになる。
原因は、時代に応じた使い方に合わせて打ったら大まかに分けられる状態になったという。
打刀の時代に用途に合わせて太刀のようなのが打たれた事もあるもんだから、混ざり合っちゃうんだわな。

用途
太刀 騎馬用で、主に片手で振るう。
打刀 徒歩用で、主に両手で振るう。

反り
太刀 片手で扱い易いよう、根元から反っている。
打刀 両手で扱い易いよう、先端から反っている。

刀身幅
太刀 手元に重心が来るよう、先端に行くほど細くなる。
打刀 根元から先端まで、幅はほぼ変わらない。

刀身長
太刀 2尺～3尺が標準だが、実戦向けではなく威力表現の為に3尺以上の大太刀(野太刀)もある。
打刀 携行性を優先して2尺7寸辺りが多い。体格に合わせてそれ以下も。

帯刀
太刀 刃を上向きに帯刀すると鞘がお馬さんの腹に当たって嫌がるので、腰帯から紐を使って刃を下向きに吊るし佩く。
打刀 抜刀し易さを重視して、腰帯に刃を上向きにして直接差す。

日本刀の基本として刀身の長さ
1尺以下 短刀
1尺～2尺 小太刀
2尺～3尺 太刀・打刀
3尺以上 大太刀(野太刀)

長巻
馬上から太刀を振るうとどうしてもリーチ不足になる為、柄を延長したのが始まり。
両手で使う際に持ち手の間が広くなり振るい易くなので足軽等の訓練されてない人にも好評で一気に使われるようになった。
その為、柄を延長するのではなく最初から柄が長い物も作られたが、武士の魂を簡単に扱われるのは気に入らなかったのか長巻禁止令が出た。
結果的に延長している物は取り外され、元々長く作られた物はソードオフして対処したとか。

忍者刀
直刀で鍔が四角いのが特徴。
壁等を上る際の足場として利用し、上った後は取り付けた紐で引っ張り上げて回収する。
腰に帯刀すると色々とぶつかって音が出る為、背負って持ち運ぶ。

逆刃刀
無職のみが扱える日本刀。多分、打刀。
名前通り刃が自分の方に有るので、鍔迫り合いで押されたりすると実際アブナイ。
そんなに人を斬りたくないなら、木刀でいいじゃないと思うが今度は撲殺が出来るか。
でもな剣心、鉄の塊で殴られたら骨折れるで。